イベント情報

家族全員に在留特別許可が出ました

2022年11月27日 日曜日

APFSで支援しているフィリピン国籍の一人親家庭に、11月22日在留特別許可が出ました。
家族全員「定住者」の在留資格です。最近は、親が帰国する代わりに子どもへの「留学」の
在留特別許可を認める・・というケースばかりだったので、家族全員に、しかも「定住者」の
在留資格が出たことは本当にうれしいニュースでした。

こちらの家族は、当初子どもたちに国籍がなく、まずは役所への出生届の提出から
支援をスタートしました。その後入管に出頭し、これまで何度もの入管のインタビューを
受けてきました。お母さんが一人で子ども二人の面倒をみており、仕事ができない中で、
生活も大変でした。APFSでは皆さまからのご寄付を活用し、食品を送ったり子どもたちの
通学交通費の補助を出したりしました。また子どもたちの学校関係者と連携するなど、
できることをやってきました。
今回、家族の定着性が認められ、このようないい結果となり、本当にうれしいです。

APFSはこれからも地道に支援活動を続けて行きます。

APFS通常総会 開催しました

2022年6月20日 月曜日
2022総会

通常総会の様子

2022年6月19日、APFSの通常総会が事務所にて行われました。バングラデシュやフィリピン、イラン、タイなど様々な国籍の正会員が出席しました。

2021年度の活動報告として、まずは相談活動について報告がありました。国籍別でみるとバングラデシュ国籍の方からの相談が半数程度で最も多く、その他、フィリピン、パキスタン、スリランカなどが続きます。非正規滞在者からの相談も変わらず多くありました。相談内容は在留資格関連が全体の3分の2程で、その他21年度は医療関連が多いことが特徴です。医療と言っても、コロナの、特にワクチン接種についての問い合わせがほとんどでした。APFSでは主に外国人会員を通して周囲の在住外国人に、非正規滞在であってもワクチンを受けられることを伝えてもらい、政府からの通知の共有も行いました。
その他の活動としては、寄付プロジェクト「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」をスタートし、在留資格のない、特に子どもや若者に、生活費や学費、食料援助などの直接支援を行っています。SNS(主にFacebook)も頻繁に活用し、youtube動画(第2弾)も公開しました(https://www.youtube.com/watch?v=wTBvJxkOCH8)。
こうした新しい活動を始める一方で、コロナ禍が続き、会員の生活困窮が反映し会費更新が滞ったり、寄付を集めるイベントが出来なかったりで、21年度の財政は赤字となりました。

今年度2022年度は、相談事業は引き続き行い、特に非正規滞在者への相談は強化・継続していきます。そうした設立来からの活動はぶれることなく行い、ポストコロナに向けて事務所スペースの有効活用として講座を行ったり、助成金申請などに力を入れ、新しい事業の展開も考えていきます。

APFS YouTube チャンネル第2弾ができました

2022年4月15日 金曜日
yutube動画

動画の一場面

2020年12月31日にAPFS YouTube チャンネルを作り、第一弾の動画を挙げてから1年以上経過してしまいましたが、ようやく第2弾の動画が完成しました。今回はAPFSで支援する非正規滞在外国人の、特に子ども・若者について、当事者であった元非正規滞在のメンバーから直接話を聞き、その様子を動画にしています。

この動画を見て頂くことで、身近に非正規滞在の若者がいるかもしれない、打ち明けられず悩んでいるかもしれない、ということを知ってほしいと思います。そして、何の落ち度もないこうした子どもたちが、国の政策や法律の狭間で、日本に暮らしながらも夢を持つことが難しくなっている現実を分かってほしいと思っています。

APFS YouTube ご覧いただきチャンネル登録お願いします
https://youtu.be/wTBvJxkOCH8
こうした子どもたち、若者たちを応援する寄付プロジェクトも行っています
http://apfs.jp/event20211109_4255.php

寄付プロジェクト「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」報告(2022年3月)

2022年3月29日 火曜日
GiveOneサイト

昨年11月に始めました寄付プロジェクト、「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」には皆様からのあたたかいご寄付が届いています。「在留資格という人が作った制度で人生が大きく歪められることはあってはならないことです」「日本で頑張っていこうとしている若者を支えられる社会になることを願っています」など、メッセージも頂いています。在留資格がない若者たちは、就学援助や奨学金などの公的支援を受けることができず、親は仮放免中であるために仕事もできず、生活費や学費が払えず困窮し、将来の夢を描けないでおります

前回同様、最も緊急性が高く生活が困窮しているフィリピン国籍の非正規滞在の母子家庭に、教育費の支援を行いました。高校生の長男であるBさんが無事専門学校に合格し、3月中の入学金の支払期限が迫っているため、その支払いの一部に使われます。Bさんからお礼のメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

拝啓 この度は私の専門学校入学を祝して学費の支援金をお送りいただきありがとうございます。正直、支援金がなかったら金銭的にかなり厳しい状況でしたが、とても助かりました。いただいた支援を忘れず、しっかりと学問に励みますので、今後ともよろしくお願いします。
↓「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」寄付サイト
https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20300

ご寄付のお願い!「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」

2021年11月9日 火曜日
giveone寄付プロジェクト
giveoneQRコード

「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」

APFSでは2021年11月9日より、以下「オンライン寄付サイトGive One」にて寄付プロジェクト「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」を開始いたしました。

↓「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」寄付サイト

https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20300

APFSではたくさんの非正規滞在の子どもたち、若者たちの支援をしております。現在も非正規滞在の状態である子どもから、在留特別許可を得て正規滞在になったものの、親は強制的に帰国させられ一人で暮らしている若者もいます。公的にも私的にも支援はほとんどないのが現状です。私たちは彼ら彼女らに在留資格を始め生活等に関するアドバイスや時には入管や役所などへの同行支援はしていますが、仮放免状態で生活が困窮し、進学がままならなくなる子どもは本当に多く、また親が帰国した状態で進学しようにもお金がない子どももたくさん見て来ました。

今回の寄付プロジェクトでは、特に子ども・若者の進学や夢という観点で、経済的な支援もしていきます。頂いたご寄付は、まずは緊急性の高い子ども・若者たち(今学費が支払えない・ごはんが食べられない)に使われるようにします。こうした活動を通じて在留資格という壁を前にしても、自分の夢を実現できるという希望を子どもたち・若者たちに持ってほしいと思います(以上のような活動に関わる当団体の事務・人件費にも使わせていただきます)。

*この寄付プロジェクトへのご寄付は寄付金控除等の税制優遇措置の対象となります。また法人からのご寄付につきましては特別損金算入限度額の寄付金として損金算入することができます(寄付金控除につきまして詳しくは「オンライン寄付サイトGive One」運営団体パブリックリソース財団 https://giveone.net/index.html までお問い合わせください)。
 

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