「希望への道プロジェクト―非正規滞在者の合法化を求める」を始めました

希望用

あなにとっての「希望」とは?
APFSでは2014年6月より「希望への道プロジェクト―非正規滞在者の合法化を求める」を始めました。

日本社会には高齢者、障がい者、非正規滞在者等、その存在が忘れ去られ、声を挙げることが出来ない人が少なからず存在します。「希望への道プロジェクト」では誰もが暮らしやすい寛容な社会をつくることを目指します。
「希望への道プロジェクト」では特に非正規滞在者に着目し、その声をすくい上げていきます。非正規滞在者が生きやすい「寛容な社会」の実現を目指します。高齢者、障がい者等と手を携え、支援の輪を広げます。

7月20日(日)には関連団体であるNPO法人ASIAN COMMUNITY TAKASHIMADAIRA(高島平ACT)が映画『異国に生きる 日本の中のビルマ人』上映会を行います。ビルマ人難民が難民認定を勝ち取るまでにどのように闘ってきたのか、日本でどのような「希望」を持って生きているのか、地域の皆さまと共にビルマ人難民の声に耳を傾けたいと思います。

8月より毎月1回、「寛容な社会」を非正規滞在者と考えるワークショップを実施します。存在が忘れ去られてしまった、あるいはそもそも知られていない非正規滞在者と直に接してもらうことで、色々と考えるきっかけになればと思います。第1回目は8月9日(土)18:30より行う予定です。

8月中旬には、市区町村議会へ「長期定住している非正規滞在者の正規化を求める意見書」の採択を求める一斉陳情・請願行動を行います。15の自治体への陳情・請願を予定しています。非正規滞在者が存在していることを非正規滞在者が暮らしている地域に訴えていきます。

9月中旬には、相談役の吉成勝男が立教大学の研究者と共にAPFS創設以来関わりの深いバングラデシュに赴きます。日本からバングラデシュに帰国した帰還移民がどのような「希望」を持っているのか、帰還移民の声に耳を傾けます。

上記の他、非正規滞在者を地元で支援してくださっている「支援する会」のネットワーク形成、当事者による高齢者・障がい者施設等の訪問など、様々な活動を展開していきます。これらの活動を通じて、長い間、仮放免の状態に置かれ「希望」を失いかけている当事者に「希望」を取り戻したいと思います。
皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。