2014年10月15日(水)10:30~東京高等裁判所825法廷でスラジュさん事件国賠訴訟の控訴審第2回期日が行われました。傍聴席はほぼ満席の状態でした。
今回は原告側からの主張でした。スラシ゛ュ弁護団の谷口弁護士から10分程のプレゼンがなされました。その説明は単純明快で、1審と2審の被告側の主張の変化(1審ではスラジュさんは心臓疾患単独で死亡したと説明したが、2審では送還によるストレスと疾患が相まって死亡したと主張)、事件から4年もたつのに2審になって国側はそれまで誰も見つけていなかった新たなスラジュさんの心臓疾患を出してくるなど、明らかにおかしい点を指摘しました。「(スラジュさんが)制圧行為で死亡したことは誰にも否定できない」と断言し終了しました。
裁判後は日比谷図書文化館に場所を移し報告の時間をとりました。
次回は2015年1月21日(水)10:30~東京高裁825法廷です。被告側からの主張となりますが、特に目新しい主張がない場合、次回で結審になる可能性もあります。
皆さん、控訴審も終盤に近付いてまいりました。もう少しです。今回のように控訴審の中で10分も時間をとりプレゼンが許されるのは異例のことらしく、これは毎回たくさんの傍聴者がいらしてることが裁判長に大きなアピールとなっているためだと考えられます。引き続き傍聴のご協力どうぞよろしくお願いいたします。
(傍聴券配布となるかについてはまだ未定です。1月に入った頃に決定するとのことですので、その頃にAPFSのサイトやブログなどでお知らせします。)