非正規滞在を含む、すべての子どもが夢を叶えられる社会の実現を目指しています。
行動の一貫として、2015年11月25日(金)、日本外国特派員協会において、
「Undocumentd Children in Japan」と題した記者会見を開きました。
APFSより、代表理事の加藤の他、フィリピン国籍の男子、イラン国籍の女子の3名が登壇しました。
非正規滞在の子ども達より、100日間行動を展開するにあたり、
「自分たちのことをアピールする」「TVや新聞の人に知らせたい」
という意見が出されており、実施の運びとなりました。
代表理事の加藤からは、非正規滞在のまま子どもが大きくなることでの障害、
法務省が親と子を分離して、結果を出すことについての問題点などを指摘しました。
フィリピン国籍の男子は、就職を1年半後に控えています。
「在留がないままでは就職することも出来ず、先が見えない。」旨を訴えました。
フィリピン国籍の男子、イラン国籍の女子とも、
自らの親が帰国することを条件に、子どもだけ日本に残れることが出来ると言われたことがあります。
しかし、子どもたちは、親子で在留することを望んでいます。
「親も日本で長く暮らしており、母国で生活をすることは難しい」
「非正規滞在であっても(日本で)親孝行する権利はあるはず」との発言が聞かれました。
また、二人とも「自分だけでなく、日本には同じような状況の子どもがいます。どうか、みんなのことを応援してください。」
と発言をしました。「100日間行動」において、子ども達がお互いに助け合っている過程を垣間見ることができました。
記者会見には、ドイツ、スウェーデン、トルコ、スリランカなど、各国のメディアの方にお越しいただきました。
また、国内からも、朝日新聞、東京新聞、時事通信などに取材をしていただきました。
記者からは制限時間を超えて質問が相次ぎました。
欧米と思われるメディアの方は、非正規滞在者に健康保険が適用されない点に非常に驚かれていました。
APFSでは、年末まで100日間行動をさらに展開していきます。
皆さまの応援をよろしくお願いいたします。