APFSより活動のご報告と夏のカンパのお願い

ボランティア活動

2013年4月、岩手県陸前高田市でボランティアに取り組む外国人会員

平素はA.P.F.S.にご支援・ご協力を賜りありがとうございます。

A.P.F.S.では2012年10月より17家族3個人34名の非正規滞在外国人の在留特別許可を求め、当事者と共に活動をしています。非正規滞在外国人の数は統計上でこそ少なくなりましたが(62,009人/2013年1月現在)、彼/彼女らが在留を切実に求めている状況には変わりはありません。A.P.F.S.では当事者と共に「有楽町・銀座パレード」(2012年11月)、「法務省前での『人間の鎖』行動」(同12月)、「首相官邸への要望書提出」(2013年3月)等、精力的に活動を続けています。

2013年5月には、東京入国管理局前において「一週間座り込み行動」を決行しました。この行動は当事者自身が発案し、主体的に実行したものです。その甲斐もあって、TBS、朝日新聞、Japan Times等において行動の模様が報道されました。在留特別許可を取得するためには、非正規滞在外国人が抱えている問題に今一度社会からの関心が集まることが重要です。引き続き、彼/彼女らの在留を求め社会へ訴え続けていきます。

一方、かねてよりお伝えしているABUBAKAR AWUDU SURAJさん(ガーナ国籍)の死亡事件は、国家賠償請求訴訟が大詰めを迎えております。2013年9月13日(金)10時~17時には、東京地方裁判所706法廷にて、SURAJさんを死に追いやった入管職員への尋問を予定しております。皆さんの傍聴の協力をお願いいたします。A.P.F.S.はご遺族と共に最後まで闘い抜く所存です。

加えて、2013年4月より「外国人住民による被災地支援プロジェクト」を再開させました。2013年4月には、6名の外国人メンバーが岩手県陸前高田市・大船渡市を訪れ、高齢者への足湯、花壇作り、森林の伐採等に従事しました。働き盛りの外国人メンバーの活躍は、高齢化が進む被災地で大変喜ばれました。被災地では、「震災から2年経ち、ようやく涙が流れるようになった。」という声も聞かれ、精神的なサポートが今後必要となってくると考えられます。外国人メンバーが出来ることが沢山あります。A.P.F.S.では、年3回、外国人メンバーを被災地に派遣する予定です。

上記の活動に加え、事務所では日々「解決型」相談に取り組んでいます。人件費も含め、削れるところまで支出を削減しておりますが、事務所及び専従体制の維持、そして日々の活動費のため、A.P.F.S.の財政は逼迫しています。

皆様にカンパをお願いしたいと存じます。カンパでA.P.F.S.の活動を支えていただければ幸いです。ぜひともご協力をお願い致します。

※送金方法は以下のURLよりご覧いただけます。
http://apfs.jp/donate