スラジュさんのイラスト展を開催しました

スラジュさんイラスト展

生前スラジュさんが描いたイラストを展示しました
We won’t forget you ABUBAKAR AWUDU SURAJ
KISSCAFE リトルアフリカの日 スラジュさんのイラスト展

日 時:2011年12月10日(土)12:00~22:00
     2011年12月11日(日)12:00~22:00
場 所:KISS CAFE(JR中央線「西荻窪」駅 徒歩5分)
主 催:特定非営利活動法人Kiss
     特定非営利活動法人ASIAN PEOPLE’S FRIENDSHIP SOCIETY(A.P.F.S.)

内 容
2010年3月22日、ガーナ人のアブバカール・アウドゥ・スラジュさん(当時45歳)は国費送還中に死亡しました。この不幸な事件は、まだその真相が明らかになっておらず、遺族は悲しみと怒りをかかえたまま日々を送っています。

残された奥様が、安らぐ暇もない日常の中で、ほんのひととき心が和み、思わずほほえむことがあります。それは、夫スラジュさんが残したたくさんのイラストをみている時です。生前の彼はたくさんのイラストを描き、その作品は雑誌の挿絵やCDジャケットの表紙などにも起用されました。

今秋、スラジュさんの死亡事件に関する、国家賠償請求訴訟の第1回が開かれました。もっともっと多くの方々に、スラジュさんのコト、そして事件のコトを知ってほしい。そんな願いを込めて、スラジュさんの人柄が偲ばれるイラストとともに、2日間だけのリトルアフリカの日を開催いたしました。スラジュさんの奥様よるアフリカの料理もご用意しました。

当日はスラジュさんと親交のあった友人たちやこの事件に関心を持った方たち、裁判でご協力いただいている弁護団の先生などが、イラストを見ながらスラジュさんの人柄に思いをはせる素敵な機会になりました。スラジュさんと同時期に収容されていたという外国人の方も応援に駆けつけ、当時のスラジュさんの様子を奥様とお話しする場面もありました。

事件の真相究明に向けて動いていくのももちろんですが、多くの方にまずはスラジュさんがどんな人だったかを知っていただき、純粋に奥様と日本で暮らしたいと願っていたことを分かっていただく機会をこれからも作っていきたいと思います。