【震災】在日ビルマ人有志と陸前高田市でビルマ料理300食提供プロジェクトを行いました

陸前高田炊き出し

一人ひとりに手渡しで食事を提供しました
2011年4月9日(土)に在日ビルマ人有志15名が被災地(岩手県陸前高田市)で炊き出しを行いました。——————————————————————————————————
日 程 2011年4月9日(土)11:30~14:30(8:30~11:30準備)
場 所 陸前高田市下矢作コミュニティセンター
     (岩手県陸前高田市矢作町鍋谷6-2)
内 容 ビルマ料理300食の炊き出し
目 的 日本で長年暮らしている在日ビルマ人として、自分達が出来ること
     (ビルマ料理の調理・提供)で被災地を支援するため。
料 理 ビルマ料理2種類他(日本人向けの味付けで)
     ①チャタアルヒン(じゃがいも・鶏肉・人参・大根のスープカレー)
     ②チョウヒン(ゆで卵のトマト炒め)
     ③ピクルス
     ④カップケーキ
     ⑤コーヒー、お茶
主 催 在日ビルマ人有志
(NDB/Network for Democracy in Burma、MCWA/ミャンマー文化福祉協会)
     特定非営利活動法人ASIAN PEOPLE’S FREINDSHIP SOCIETY 
※資金は全て在日ビルマ人の寄付で賄われました。
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避難所内だけでなく近隣からも多くの方が炊き出しに来ました。在日ビルマ人たちは被災者一人ひとりに、声をかけながら手渡しで食事を提供しました。炊き出しに訪れた方々からは、「こんなに沢山食べられてありがたい。」「遠いところから来てくれてどうもありがとう。」「思いがけず、ビルマ料理を食べることができた。とてもおいしい。」といった声が聞かれました。炊き出しの後、在日ビルマ人たちは避難所を訪れ被災者の皆さん一人ひとりに声をかけました。被災者の手を握りながら懸命に励ましていました。

避難所には物資が切れ間なく届いていましたが、仕分けが追い付かず段ボールが山積みになっている様子が見られました。また避難所には子どもや、家族を全て亡くした高齢者なども含まれ、心のケアが今後必要となってくるとのことでした。現在は生存者の対応が最優先であり、がれき等は依然残されたままの状態となっています。今後も支援が継続であると言えます。

当日の受け入れを担当してくださった陸前高田市の職員の方からは、「外国の方も関心を持ってくれるのが有難い。同じような災害が他の場所で二度と起きないように、被災地の様子をしっかり見て、みんなに伝えて欲しい」とおっしゃっていたのが印象に残りました。

翌日(2011年4月10日(日)14:00からは、在日ビルマ人が200名以上都内に集まり、「Religious Service for Northeastern Japan Earthquake & Tsunami’s Victims」が開かれました。早速、現地での炊き出しの様子が報告され、「次は私も参加したい」という声が多く寄せられました。

在日ビルマ人有志は今後も被災地への支援を継続したいと言っています。日本人住民と外国人住民が力を合わせて、今回の困難を乗り越えていけるように、今後も当団体ではサポートを継続していきます。

※A.P.F.S.の次の震災プロジェクト(炊き出し)は、Padma(イタリア/バングラデシュ料理)との共催で実施予定です。
 引き続き、皆さまからのご寄付をお待ちしています。