ABUBAKAR AWUDU SURAJさん死亡事件について、法務省交渉を行いました

法務省交渉
要望書の提出

3月22日にABUBAKAR AWUDU SURAJさん(ガーナ国籍)が国費送還中に
航空機内で死亡しました。

本事件について遺族・友人および加藤丈太郎APFS代表他2名が出席し、
6月11日法務省入国管理局と交渉を行いました。
本交渉は服部良一衆議院議員事務所の力添えで実現しました。
法務省入国管理局からは、石岡審判課長以下5名が出席しました。

APFSおよび遺族からは、以下3点を要望しました。
1.ABUBAKAR AWUDU SURAJ氏死亡事件の真相を明らかにしてください
2.ABUBAKAR AWUDU SURAJ氏遺体送還にあたり遺族等が遺体に同行するための費用を認めてください
3.ABUBAKAR AWUDU SURAJ氏の再審不開始について説明してください

1.については、
・成田空港でSURAJ氏の護送に関わった者が10名であること
・制止の際に使われたタオルが、入国管理局職員のものであること
が明らかになりました。

法務省入国管理局は、
「警察の捜査に協力しているため、事件については回答できない」と
従来どおりの言葉を繰り返しました。
当方が掴んでいる情報をぶつけて、ようやく上記のことが明らかになると
いう状況でした。

遺族は「SURAJ氏がどのように最期を迎えたのか、ただそのことが知りたいのだ」
と訴えていました。
にもかかわらず、法務省入国管理局の回答には何ら進展が見られませんでした。

事件の真相を明らかにするために、事件当日およびその後の経過について、
遺族およびAPFSは文書で回答をするように要求しました。
法務省入国管理局は「検討する」と約束しました。

2.については、
遺体処理および遺体をガーナに送り届ける費用のみを支出するとの回答でした。
また、遺族がガーナに付き添っていくための費用は認められないとのことでした。
遺体が無事に送り届けられたのか、遺族が遺体に付き添い確認することは、
遺族の権利であるといえます。
遺族およびAPFSは上記回答には納得できません。
法務省入国管理局に再度の検討を要求しました。

3.については、
高等裁判所の判決(原告敗訴)に基づき、
法務省入国管理局は再審を開始しなかった旨が述べられました。

未だ真相のほとんどが明らかにされていません。
遺族およびAPFSは今後も共に真相の究明を求めていきます。