APFS通常総会 開催しました

2022総会

通常総会の様子

2022年6月19日、APFSの通常総会が事務所にて行われました。バングラデシュやフィリピン、イラン、タイなど様々な国籍の正会員が出席しました。

2021年度の活動報告として、まずは相談活動について報告がありました。国籍別でみるとバングラデシュ国籍の方からの相談が半数程度で最も多く、その他、フィリピン、パキスタン、スリランカなどが続きます。非正規滞在者からの相談も変わらず多くありました。相談内容は在留資格関連が全体の3分の2程で、その他21年度は医療関連が多いことが特徴です。医療と言っても、コロナの、特にワクチン接種についての問い合わせがほとんどでした。APFSでは主に外国人会員を通して周囲の在住外国人に、非正規滞在であってもワクチンを受けられることを伝えてもらい、政府からの通知の共有も行いました。
その他の活動としては、寄付プロジェクト「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」をスタートし、在留資格のない、特に子どもや若者に、生活費や学費、食料援助などの直接支援を行っています。SNS(主にFacebook)も頻繁に活用し、youtube動画(第2弾)も公開しました(https://www.youtube.com/watch?v=wTBvJxkOCH8)。
こうした新しい活動を始める一方で、コロナ禍が続き、会員の生活困窮が反映し会費更新が滞ったり、寄付を集めるイベントが出来なかったりで、21年度の財政は赤字となりました。

今年度2022年度は、相談事業は引き続き行い、特に非正規滞在者への相談は強化・継続していきます。そうした設立来からの活動はぶれることなく行い、ポストコロナに向けて事務所スペースの有効活用として講座を行ったり、助成金申請などに力を入れ、新しい事業の展開も考えていきます。