当事者ミーティング及び支援団体意見交換会を行いました

支援する会

APFS吉成相談役によるまとめ
2015年2月8日(日)午後4時より、APFS事務所にて当事者ミーティングが行われました。当日はあいにくの雨でしたが、 30名近くの当事者及びその家族が集まり、2014年6月にスタートした「希望への道プロジェクト-非正規滞在者の合法を求める」の集大成に向けて、どのようなことをやっていきたいか、やるべきか、今後のアクションを話し合いました。在留資格がないことによる厳しく、不安定な生活状況を踏まえ、以下のような意見が出ました。

-市区町村への再陳情
-ほとんどの日本人は、このような厳しい状況に置かれている外国人の存在を全く知らない。特に若者や子どもに向けて、存在を知ってもらうような活動
-より多くの人々を説得して支援の輪を広げて行くために、非正規滞在者が生まれた経緯、歴史、日本の国としての責任など、状況を知らない日本人に説明する際に活用できるような冊子の作成
-在留資格の取得には、時間がかかる。また、仮放免中は仕事ができないので生活が苦しい。当面の生活支援として、 非正規滞在者でも利用できる行政サービスの拡充を推進するためのアクション
-法務省へ直接メッセージを伝えるためのデモや陳情。また陳情の際には、非正規滞在者の現在持っている技能や、在留資格が取得できたら、どのように日本に貢献できるのかを書いて添えるのはどうか

またその後、場所をグリーンホールへ移し、支援者を含めた意見交換会が行われました。
2つの支援の会の代表者から、どのような経緯で支援の会がスタートし、これまでどのような支援活動を行ってきたのか、そして今後予定している活動などお話を伺いました。支援活動が長期化し、当事者の気持ちに焦りが出てきたり、また、結果が当事者の希望通りでなかった場合、当事者と支援者の間で次の方向性に違いが出たり、支援の道のりは平坦ではない様子が伺えました。お話の中には、支援者から当事者へ、ぜひ「日本にいたい」という強い気持ちを前面に出して欲しい、というメッセージもありました。今後は、「支援の会 首都圏連絡会」を作り支援の基盤を強化していくお手伝いをAPFSとして行っていきたいと考えています。