自分の子どもに会う権利を求め、外国人父親が署名活動を行いました!

署名活動

署名への呼びかけを当事者自らが行いました
日 時 2011年9月17日(土)13:00~16:00
場 所 JR品川駅港南口

2011年9月17日(土)、APFSと外国人の父親5名が品川駅港南口にて、外国人の父親の「子どもに会う権利」について、多くの方から理解と支持を得られるよう、マイクでの説明及び署名活動を行いました。

今回の活動に参加した5名の外国人の父親は、日本国籍の女性と離婚し、女性の方が子どもを引き取ってから、一度も子どもに会うことができていません。それは、女性の方が父親に会わせることを拒否していて、日本の法制度がこれを許容しているからです。5名の外国人の父親は、自分の子どもに会えないことに納得できません。彼らは、毎日、子どもが元気にしているか心配しながら生活しています。活動に参加した父親の一人は、15年以上も自分の子どもに会っていません。

このような外国人の父親の境遇を改善すべく、APFSは日本に住む多くの方にこの問題を理解した上で署名をしていただき、署名を法務大臣に提出することにしました。

当日、たくさんの方から理解をいただいた結果、合計147名の署名を集めることができました。しかし、通行が少なくない品川駅前で行ったわりには、147名の署名は多くはありません。関心をもってもらえないばかりか、署名に反対する方も多くいました。反対する理由として、離婚は夫婦間の問題であって、女性の方には、子どもを父親に会わせたくないきちんとした理由があるのでは、という疑問がありました。また、この問題は、離婚に関する日本の法制度によるものなので、外国人の親だけに当てはまるものではない、という指摘もありました。

反対された方の考えは理解できます。しかし、今回の活動に参加したAPFSの一員として、このような反対意見をいただき、今後は、反対していた人にも納得して署名していただけるよう、より説得力のある説明でこの問題をアピールしなければいけないと感じました。