3/28(金)に署名1,354筆を法務省へ提出いたしました。
皆さまのご協力ありがとうございました。
2010年3月22日、ガーナ国籍男性ABUBAKAR AWUDU SURAJさん(以下、スラジュさん)が国費送還中に死亡しました。その送還に同行していた入国管理局職員が規則では認められていない足手錠やタオル、私物の結束バンドなどを使用し、むりやりに拘束し起きた死亡事件です。スラジュさんが亡くなり、既に4年が経とうとしています。
2014年3月19日(水)、スラジュさん事件国賠訴訟の地裁判決が言い渡されました。被告(国)は原告各人(スラジュさん奥様と実母)に対し、約250万円ずつ支払えとの判決でした。
裁判所は、まず死因について、入管職員の行為とスラジュさんの死因とに因果関係があるとし、入管の制圧行為によって呼吸困難になり「窒息死」したと認めました。
次に入管の行為の違法性についてですが、スラジュさんの抵抗が収まっているにもかかわらず入管職員は危険な体勢である前かがみの姿勢を強制しており、こうした制圧行為は必要性、相当性を超えているとし「違法」としました。
今回の判断は、国の主張を真っ向から否定したものであり、画期的な判決です。
一方、判決はスラジュさんが自殺をほのめかす言動があったことなどを挙げ、こうした行為が「違法な制圧行為を自ら誘発した」と述べています。この点に関してはスラジュさんの妻、支援団体ともに、納得しているものではありません。
しかしながら、今回の判決の大きな意義を鑑み、スラジュ妻と支援団体APFSはこの判決を尊重することとしました。
一方、国(法務省入国管理局)は「判決内容を十分検討した上、今後の対応を考えたい」と報道各社にコメントを出しています。国が控訴をしてくる可能性が十分にあります。
国が、今回の判決を真摯に受け止め、控訴しないようにするためには、今こそ、多くの皆さんの力が必要です。是非、「控訴するな署名」にご協力をお願いします。また、ご家族・ご友人等、周りの方への呼びかけもお願いいたします。
控訴期間は、判決後2週間以内と決められています。早急に署名を集め、国に提出をする必要があります。速やかに署名をお送りいただきますようお願いいたします。
★署名用紙は以下よりダウンロードしていただけます。
署名用紙は【3/28(金)12:00】までに送付先に到着するようにお送りください。
郵便が間に合わない場合はFAX(03-3579-0197)をご利用ください。
日本語版
English version
★電子署名サイト「change.org」上でも署名を集めております。
是非、以下URLよりサイトをご覧いただき、署名をよろしくお願いいたします。
こちらも、〆切は同じく【3/28(金)12:00】です。
ご友人への最後の呼びかけよろしくお願いいたします。
http://goo.gl/iPuX9V